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空き家になった実家の「たたみ方」その2

 

昨日の続きで、具体的に空き家になった実家のたたみ方を考えていきましょう。

将来、実家に住む可能性があるか無いかによって対処法が違ってきます。

将来実家に住む可能性がある場合は、建物の維持管理をしなければなりません。維持管理をしないで放置しておくと、「特定空き

家」に認定される可能性があります。また、期限を区切って(2年~5年)貸す(定期借家契約)ということも考えられます。

将来実家に住む可能性が無い場合は、売却するか、賃貸に出すことが考えられます。

コストをかけて実家を維持するか、売却するのか、決断しなければなりませんが、時間がかかることも予想されます。

決断するにに時間がかかるようならば、不動産会社に売却・賃貸・リフォーム・維持管理の相談だけでもしておいた方がいいでしょ

う。

 

空き家になった実家の「たたみ方」その1

 

このゴールデンウィーク期間中に実家に行かれた方も多いのではないでしょうか。その中には誰も住まくなった実家もあるで

しょう。誰もすまなくなったからといっても、実家の売却をすぐにはなかなか決断できないかもしれません。

親が介護施設に入居して誰も住まなくなっても、「たまには戻ってくるかもしれないから」と売却に踏み切れない方も多いかも

しれません。親が亡くなり自分たちが生まれ育った思い出の家をそう簡単には手放すことができず、気持ちの整理がつくまで、

それなりの時間がかかるうえに、空き家になった家を維持管理するにも、お金がかかります。

今、国が「空き家」問題に取り組んでいて、「特定空き家」に指定されると、固定資産税が最大6倍にも跳ね上がってしまいま

す。

将来、実家に住むのか?住まないのか?ここが一番大事なポイントとなります。実家のたたみ方の方向性だけは決めておいた

方がよいでしょう。

次回は住む場合、住まない場合のついて考えていきましょう。

 

 

 

 

空き家のデメリット

 

最近テレビなどで「空き家」を取り上げた番組などが多くあります。空き家対策特別措置法も施行されました。

空き家のデメリットをみていきましょう。

空き家だと、ごみを不法投棄されることが多くあります。その場合撤去費用は所有者の負担となります。またスプレー

などで落書きをされることもあります。

遠方に住んでいる場合維持管理することがなかなか難しく、草木が伸び放題になり、近隣に迷惑をかけることがあります。

さらに、浮浪者などが無断で入り込んでしまうこともあり、放火されることもあります。

以上のように空き家はデメリットが多いので、空き家になる前に、空き家になった時のこと(売却する、他人に貸す、

解体して更地にする)よく考えておきましょう。