相続の限定承認
2015年5月4日 6:45 PM
【カテゴリ】相続の手続き
限定承認とは、相続を受けた人が、プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を引き継ぐという方法です。マイナスの財産の
金額がプラスの財産より明らかに多い場合や、わからない借金が残っている場合などは有効です。
相続するときに、プラスの財産とマイナスの財産と、どちらが多いかわからないということは十分あり得ます。後になって
多額の借金が見つかり、プラスの財産よりもマイナスの財産の方が多い場合があります。
しかし、限定承認をしていれば、相続したプラスの財産より多いマイナスの財産は返さなくてもよいのです。結果としてマイ
ナスの財産よりプラスの財産が多かった場合には、財産はそのまま引き継うことができます。
手続きとして、相続があったことを知った日から3か月以内に被相続人の住所地の家庭裁判所に申し出をする必要があります。