親の介護をしたら相続で有利?
2015年4月8日 6:33 PM
【カテゴリ】相続
親の介護は相続トラブルの原因の一つで、介護をした人は介護した分を多くと考えるでしょうし、介護しない人は平等にと考えるので
トラブルになります。
介護した分を、一番貢献したのは誰なのかなどを遺産分割で数字として表記することはなかなか難しいことです。
親の介護で相続が有利になることはほとんどありません。介護しなかった人は介護の大変さを理解することができず、逆に「同居できて
住宅ローンがなくて良かったね」などと言う方もいます。
遺産分割で貢献度を示す言葉で「寄与分」があるんですが、「寄与分」は被相続人の財産の増加や維持に貢献した分を考慮することで、
親の介護だけでの寄与分の主張は難しいことです。
また実際の介護で一番貢献したのは誰なのか?相続人でない長男の妻である場合が多く、長男の妻に対しての気遣いが円滑な遺産分割の
第一歩と言えるでしょう。