造作譲渡
2015年3月30日 7:09 PM
【カテゴリ】不動産賃貸借
居抜きの際に退出するテナントは解体工事などが省けるのなら、造作や設備を無償で引き渡す場合もありますが、高価なも
のや新しいものは買取を希望する場合も少なくありません。そこで、話し合いにより、内装、設備、備品などを売買するのが
「造作譲渡」です。
前のテナントと新しく入るテナントとの間で、造作譲渡契約または資産譲渡契約などを結ぶことになります。
以前は「居ぬき」と言えば飲食店が大半を占めていましたが、最近はエステサロンや美容室、歯科医院なども居抜きで多く
見かけます。
歯科医院は新規で開業するためには、歯科診療ユニット、レントゲン機器などで、比較的小規模でも5000万円くらい
かかる場合が多いんですが、居抜き歯科医院の造作譲渡なら、数百万円~1千万円程度で設備がそのまま使えるわけで、開業
資金を抑えることができます。