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造作譲渡

 

居抜きの際に退出するテナントは解体工事などが省けるのなら、造作や設備を無償で引き渡す場合もありますが、高価なも

のや新しいものは買取を希望する場合も少なくありません。そこで、話し合いにより、内装、設備、備品などを売買するのが

「造作譲渡」です。

前のテナントと新しく入るテナントとの間で、造作譲渡契約または資産譲渡契約などを結ぶことになります。

以前は「居ぬき」と言えば飲食店が大半を占めていましたが、最近はエステサロンや美容室、歯科医院なども居抜きで多く

見かけます。

歯科医院は新規で開業するためには、歯科診療ユニット、レントゲン機器などで、比較的小規模でも5000万円くらい

かかる場合が多いんですが、居抜き歯科医院の造作譲渡なら、数百万円~1千万円程度で設備がそのまま使えるわけで、開業

資金を抑えることができます。